ファンダメンタルズ

為替政策の歴史を勉強しよう

FXでは相場観が勝敗を左右することもあります

為替相場は、基本的には各国の経済要因、ファンダメンタルズを反映して変動(上下)するものです。しかし、短期的には相場は必ずしもその通りに動くとは限りません。短期的に見た場合は、その時々での市場での関心事である『市場のテーマ』のほうが遙かに大きな影響力を持ちます。

固定相場制と変動為替相場制

外国為替相場を変動させないか、非常に狭い変動幅に制限する制度を固定為替相場制といいます。

現在の日本では、ご存知のように変動相場制がどられていますが、第二次世界大戦後、日本でもドルを基軸とする固定相場制がとられ、1ドル360円で固定されていました。 今と比べると約5倍近い円安水準です。

固定相場制メリットとしては、物価が安定し、経済の見通しが立てやすく、
政策が実行しやすいことなどが挙げられます。

逆にデメリットとしてあげられるのは、
他国との経済力に大きな変化が生じた場合に対応ができなくなってしまうことです。

戦後日本の経済力、特に輸出による競争力は、大きく上昇しました。
そのような状況で、1ドルを360円に固定していることなどできないでしょう。

 

固定相場制の崩壊

この固定相場制が崩壊したのが、1971年のニクソン・ショックのときです。
1960年代アメリカの国際収支が深刻な赤字を記録するようになり、
アメリカから海外へのドルの流出が止まらなくなっていきます。

ドルの信認が揺らぎ、ドルと金を交換しようとする人が、急増しました。
金の準備高がどんどん減って、交換要請応じられない状況に陥りつつあったニクソン大統領は、
1971年、ついにドルと金との交換の停止を発表します。

これがニクソン・ショック(ドルショック)です。

これ以後、為替相場は、取引される通貨の需要と供給のバランスで相場が決まる
『変動相場制』へと移行します。

FXにおける為替相場

株式相場と同様に、為替相場も世界経済と密接した関連性を持ち、FXの投資家は、特にアメリカの経済指標に注目しています。米国のファンダメンタルズ要素が為替市場に与える影響は極めて大きいからです。

また、FXは東京の為替市場だけを対象にしているのではなく、世界各国、とりわけ3大市場と呼ばれている、東京、ニューヨーク、ロンドンを対象としてトレードする投資家が圧倒的に多いです。

株式投資では、特定銘柄の価格は企業の業績や新製品の発表、株式の分割、合併・買収といった、企業の内部的要因に影響を受けます。為替レートも、その通貨を発行する国の経済要因や政治要因といった国内要因で変動します。

為替相場の急変

株式とFXの為替相場の価格変動との大きな違いは、為替相場は『サプライズ』とよばれる予想外の発表が時々起こり、一瞬にして高騰したり暴落したりすることです。予想外というのは、予想をしていたけれど、予想とは全く違う数値の指標を発表したり、あるいは、世界中の誰もが予想していなかった政策の変更があったりと・・・。

戦争やテロもサプライズではありますが、これは『超ネガティブサプライズ』で、予想外というよりは、誰もがそんなことは起きて欲しくないので、普段から想定している投資家はいないでしょう。。。
そういう意味では、会社の倒産もサプライズといえばサプライズですが・・・。

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